https://www.gamemoney.cc/rmt/c-325.html 中学3年生までの医療費を無料にしている兵庫県内の自治体が、2016年に34市町(所得制限の導入を含む)となり、初めて8割を超えたことが26日までの県保険医協会の調査で分かった。通院や入院に対する子どもの医療費助成制度は全国で拡充されているが、居住地によって負担に差が生じており、同協会は「全県的な無料化や、国の制度としての整備を求めていく」としている。(武藤邦生)
調査は14年から、毎年7月時点で、県内全41市町を対象に実施している。
調査によると、今年、三木市、猪名川町、稲美町、上郡町が新たに無料化。中学3年生までの医療費を通院、入院とも無料としているのは23市11町となった。
所得制限も廃止し、すべての子どもの医療費を無料としている自治体も8市7町(前年は7市3町)に増えた。小野市、赤穂市、洲本市は高校3年生までを助成対象にしている。
また、無料化していない市町でも、神戸市が通院の一部負担金を1日500円から同400円に引き下げるなど、前進がみられたという。
全国保険医団体連合会(東京)によると、自治体による助成制度は、この10年ほどで全国的に拡充している。厚生労働省が15年4月現在でまとめた助成状況を、神戸新聞社が集計したところ、全国で中学3年生までの入院・通院医療費を無料にしているのは所得制限を導入する自治体も含めて825市町村で、全体の約47%に上った。
ラテール RMT